cooleyes kidd
2009年09月04日
14:22
電話男はもう話さない・・・・いや、話せない。
電話をゆっくりなでた後、彼女は部屋で泣くこともできず、臥した。
電話男が物になってしまったことよりも、電話男の残した言葉のほうが気になる。
彼女の国では背中につくのは霊だが、この島では何がつくのであろうか?
やはり・・・霊なのか?
怖いといえばウソになる・・・しかし、彼女は祟られることも、憑かれる覚えもない。
時折見える・・・アレなのだろうか・・・
彼女は島をさまよい歩いたときの記憶を思い出す。
ならば、誰かにまた聞かねばなるまい・・・