cooleyes kidd
2009年09月14日
21:00
派手なこの島にしては明るい通りから、ぼんやりと青龍路と書かれた通りに入り込む。
薄暗い通りはいつものことだが、その薄暗さをかき消すような・・・いや、逆にまた薄暗くさせるような怪しい看板に
彼女は目をとめた。
最高風水会議 九龍分支
このような組織があったことを彼女は初めて知る。
銀狐の女の話によると、『鬼律』は『物の怪』ともいい、最高風水会議ではこちらのほうを主に呼び名として使うそうだ。
鬼律は妄人とは違う。
妄人は人が物となるが、鬼律は未だ何によって発生するのか不明であるという。
・・・来たけど、どうすればいいのだろうか・・?
彼女はその怪しい看板と、ビルを目の前に立ち止まる。
左手をみると、ゲーム機があり、その奥には階段がある。
http://slurl.com/secondlife/kowloon/137/42/28